essay / 湖畔の思索日誌

2025-10-17 14:59:00

ちょうどよい距離感

距離感が必要だ。

常にちょうどよい距離感を求めている。

ちょうどよい距離感はとても安心できる。

でも具体的な距離とも違うから、距離感を言葉で伝えるのはむずかしい。

 

たとえば、名前に「さん」付けはとても好ましい。最も好きな敬称だ。

「ちゃん」や「くん」は最初は緊張するけれど、慣れてきたら自然に呼べる。

ニックネーム呼びや呼び捨ては、かなりハードルが高い。

初対面でニックネームしか教えてもらえないとかなりつらいけど、何度も会う人なら呼べるようになる。

滅多に合わない人だと、呼ばずに会話できる方向へ誘いたい。

一番難易度が高いのは、「さん」から「ちゃん」またはニックネーム呼びへの移行だ。

タイミングも難しいし、相手から促されて変えるパターンと、周囲の呼び名に合わせて何となく変えるパターンがあり、どれを取ってもスーパーハードだ。

 

「さん」付けの敬称呼びは、私にとっては最適な距離感だけど

相手にとってはどうなのだろうか、と時々考える。きっとひとりひとり最適な距離感は違うのだろうから。

そういった意味では、互いに同じくらいの「ちょうどよい距離感」を持つ人とは、長くつき合えるということなのかもしれない。

身近な存在だと、夫とはとてもちょうどよい距離感を保っている。

 

最後に、

敬語はとても落ち着く。

略語が苦手だ。できれば正式名称が良い。

でも、ちょっと古いけど、げきおこぷんぷんまるという言葉は怒りをまろやかにしてくれるので好きだった。

だから時々、いいなと思う略語もある。