essay

2024-11-15 12:24:00

45才のからだ

午前中トイレが近い

右肩が思うように動かない

寝ていると背中が痛む

輪郭のたるみが出てきた

シミが少し濃くなった

白髪が増えた

ちょっとしたことで汗をかく

なのに冷えやすい

小さな字が読みづらい

 

40代の入り口では抗っていたことも、こうも次々と押し寄せてくるものだから、いつの間にか受け入れられるようになっていた。

「つき合う」という感覚の方がしっくりくるかもしれない。

 

午前中はできればゆっくり過ごす

右肩が痛む理由の探求と解明を楽しむ

寝る前と起きたときにベッドで簡単なストレッチをする

お風呂上がりに好きなオイルで輪郭のセルフマッサージをする

美容液とシートマスクは一日のご褒美

ヘアサロンで似合う髪色に染めてもらう

ハンカチはいつも持ち歩く

毎日入浴剤を変えて全身浴でリラックス

遠くを見るようにする

 

時とともに変容していく自分自身を、包括的に見つめ認め労ること。

それこそが究極のセルフケアなのではないかと45才の今は思っている。

抗うよりも遙かに心地よく向き合えている。